So-net無料ブログ作成

iLiad(電子書籍端末)で論文を読む [趣味]

IMAGE_032-2.jpg電子書籍端末といえばAmazonのKindleが流行なのかもしれませんが、私はオランダのIREX社のiLiadというのを使っています。                 

Kindleと比べて、高価(6万ぐらい)、やや重い(435g)、分厚い、見た目があまり洗練されていない…など、あまりパッとしない機械なのですが、これを選んだ理由としては、

  1. PDFがそのまま読み込める
  2. スタイラスで読みながらアンダーラインやメモ(申し訳程度なのですが)が可能
  3. ノートPCに比べて軽い、起動などが手軽である。バッテリーの持ちもよい。

というのが挙げられます。私の場合は電子書籍を購入して読む、というよりも、PDF化された論文を読むという目的のために手に入れたというところです。

で、使ってみた感想なのですが、なかなか「いい感じ」です。何よりも、論文を何十編と持ち歩けることがすばらしい。とくに出張のときでPCを持っていかない場合に威力を発揮します。気が向いたときに読み、読みながら書き込みができるのはかなりいい。

加えて、SDカード、CFカードやUSBメモリも使えるので、出先でこれらのメディアに論文を落としたときにすぐ読めるのはかなり便利です。

いまのところ、ざっと目を通しておきたい論文はiLiadに入れておいて、隙間の時間に読む、という使い方をしています。先日の修学旅行の引率の際にもって行きましたが、移動時間やちょっと一人の時間にかなり読めました(重要なところには書き込みしながら)。

もちろん、手放しで「いい」といえることばかりではありません。

大きな欠点は、A4の書式で作成されたPDFを読む場合、そのままでは少々読みにくいところです。iLiadはフルスクリーン表示でも大体A5ぐらいのサイズなので、フォントがオリジナルのおよそ半分の大きさに縮小されてしまいます。これでは、場合によっては読むに耐えない字の大きさになってしまいます。

さらに悪いことに、実装されているPDF viewerのズームがまるで駄目。細かく倍率設定ができないので、結局、iLiad側では、表示を最適化できないという残念な感じになっています。そのため、市販のPDFエディターなどで、書式を調整しなくてはならないという手間が発生してしまいます(ちなみに、私はオリジナル原稿の余白を取り除いて、122mm×152mmの用紙サイズに合わせたPDFを再作成しています)。

あとは、段組の論文が、字が小さくなりすぎて、読めないことです。大学などの研究紀要や主要ジャーナルでも、しばしば見られる書式なので、これは痛いです。上述の調整をしても難しい場合が多いですね。日本語なら強引に読めなくもないですが、英語は100%無理です、私は。目がおかしくなります。まあ、これは画面サイズがもともと小さいので、どうしようもありませんが。

PDFの作り直しや段組の読みにくさを厭うなら、同じIREX社からでているDigital Reader 1000sのほうがいいかもしれません。これは、A4のドキュメントを読むことを想定して作られているようで、画面も大きくなっています。ただ、価格が8万円弱…。

いろいろ書きましたが、それでも、iLiadはかなり使える機械だと思います。今後は、電子版の洋書(とくに、小説や軽い読み物)や和書(ハウツー本のようなもの)なども入れておこうかと考えています。学生のレポートをPDFにして出先で添削、などという使い方もできそうです。

(補足)

ちなみに、IREXはDR800SGという、おそらくiLiadの後継を意図した新製品を発表しています。価格は399ドルとのことです。これから検討される方は、こちらを考えたほうがいいかもしれません。私自身はDR1000sがもっと薄く、軽く、そして安くなった機種が発売されることを期待していますが。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。