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会議の風景から [日常(学校)]

教科会議がありました。議題の中心は「中学部1年生成績不振者への対応について」という、かなり深刻なものでした。

担当者の説明によると、ちょっと大変なことになっているらしい。簡単な単語の小テストですら、1ケタ台の点数しか取れず、そのうえ追々試験まで行っても改善しない。定期試験の結果も(当然ながら)目も当てられない、といった生徒が20人程(学年全体は230人)いるらしく、英語に限らず全科目でそんな調子なので、進級が危機的状況だというのです。

このような異常事態に陥ってしまっている原因はいろいろあると思いますが、ひとつは、今年度の中1とその上の学年とは集団の学力特性が大きく異なることが挙げられます。これには、現中1からは、併設の付属小学校から無試験でそのまま進級してきた生徒が半数になったことが影響していると考えられます。

放課後補習もかなりやっているようですが、個別指導が必要な生徒も多々おり、人員的にも物理的にも、中1担当者だけで対応できなくなってきているとのこと。英語科全体としても何かしらの対策を講じてもらえないか…担当者が頭を抱えているのです。

以上のような背景があり、今回の会議にいたったわけです。

この現状をどのように打破していくのか、具体的に言えば、「成績不振者への補習や個別指導を、科目担当者レベルではなく、英語科として企画し、人員配置をしていくのかどうか」、あるいは、「学校側に少人数制や能力別クラス編成の導入を申し入れていくのかどうか」などについての建設的な意見交換が行われることを期待しつつ、私も会議に臨みました。

自分なりの意見をまとめながら、議論に耳を傾けていると、話が不思議な方向へと動いていくのに気がつきました。

「付属小は勉強する習慣が身につけさせないままに、中学に送り出している。無責任だ」
「付属小の卒業(進級)判定が甘いのではないか」
「付属小の入試がいい加減だから、そもそも能力的に不十分な生徒が入ってきてしまっている」
「小学校段階で成績不良の場合、他中学へ進学させることを、もっと積極的に推し進めるよう申し入れるべき」

などと、そこいらのオッサンの与太話みたいなことを次々に言い出すだけに終始していたのです。

一気にやる気なくしました。

我々が成績不振の生徒に対し何をするのか、という視点が全く欠けた、初等教育に責任転嫁するだけの愚痴不満大会…こんな不毛なことに貴重な会議の時間を潰してヒートアップしまう人々の見識の無さに暗澹たる気持ちになり、私は何も発言しませんでした(←こういうのが本当はダメなんですが)。何も言わなかった他の先生方も恐らく同じことを感じていたのではないかと思います。

結局、会議は「付属小に中学部の現状を伝えてもらうよう、学校側に働きかける」という、「何も話し合いませんでした」と言っているに等しい結論で終りました。一体何の為の会議だったのか…。

いろいろとネガティブなことばかり書いてきましたが、中1の現状についての情報を共有できたことは意義があったと考えます。次回の会議では、有意義な結論が得られるように、積極的にコミットしていきたいと思っています。
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