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実力試験完成、でいいのかなあ。 [日常(学校)]

校内実力試験のリスニング問題の話は以前にしましたが、先日、リーディング問題担当者との合同会議があり、それぞれのセクションの問題の単語などの重なりを点検し、マイナーな修正を加えた上で、一応、校了ということになりました。

が、今回の問題全体の出来、特にリーディングセクションに関しては、はっきり言って、不満です。

まず第一に、文法・語法問題。出題が授業の中で使っているテキストとほぼ同一の問題を大量に出題している点。しかも、ほとんど暗記で解く問題。たとえば(漏えいになりますから、これ以下に挙げていくのは実際の問題ではなく、あくまでも例です)、There is no accounting for taste.みたいな英文が何のコンテクストも無く出てきて、同じ意味として、So many men, so many opinions.を選択肢から選ばせようとする。

でも、こんなの明らかに成立しないでしょう。そもそも、この書き換え自体に無理があるのだから。こんな単語小テストみたいな問題のオンパレードでは、生徒もテキストを丸覚えするしかありません。

さらに、こんな問題も。No one can escape fate. というのがあったとして、書き換え文There is no (     ) fate. の空所にescapingを答えさせるもの。カッコ以外のところはすべて与えられているわけだから、適当に書いても当たりそう。

極めつけはこれ。They are taken for granted. という文を、People (take)(them) for granted.(解答は、カッコの部分を答えさせる)と書き換えさせる・・・高3にもなって、こんな中学生レベルの変形操作を出題意図の中心に据えてくるとは。もっとマシなものを思いつかなかったのでしょうか。

読解問題にも「?」なものが散見されました。例えば、和訳問題。関係代名詞以下の部分にだけ下線がつけられていて、「whichが指すものを明らかにして日本語に直せ」というちょっと意味不明感の漂うものが。「本文の内容に合うものを選べ」という類の内容真偽問題も、大して本文を読まなくても解答できたりしてしまう有様。

と、ここまで書いてきたようなコメントを、リーディング担当者にぶつけてみると、何を指摘されているのかよく解っていない様子?・・・結局、欠陥の修正は一切行うことなく、そのまま「完成宣言」をして、会議は終了してしまいました。

試験問題を作り直すのが面倒くさいから、明らかな欠陥にも関わらず、わざと気づかないフリをしていたのか、本当に気づいていなかったのか。どっちにしても、大問題なのですが、後者だとしたら・・・かなり危険です。生徒に、教員集団としてのバカさ加減を見限られるのも時間の問題・・・いやもうバレているかも知れません。

今回の一件を通して、英語を教える立場にある者として、「英語力」の維持と向上を常に目指して努力を怠ってはいけない、という思いを新たにしました。
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